こんにちは!
VANFOOKフィールドスタッフ和田浩輝です。
今回は、SPシリーズとSWシリーズの使い分けについてご紹介したいと思います。
まずは、”SPシリーズ” について。
およそ20年前にリリースされてから、今も人気かつ定番であるSPシリーズ。
ゲイプ幅も狭すぎず、広すぎずのバランスのとれたフックで、パワー・強度順に4種類SP-11F、 SP-21F、SP-31F、SP-41Fがあります。
SPシリーズ。線径順にSP-11F、 SP-21F、SP-31F、SP-41F。
私はスプーンにはまず、SPシリーズをセッティングします。
具体的には、スプーンとフックとのバランスを考えて、
スプーンのウエイト
~1.4g:SP-21F
1.5g~:SP-31F
のセッティングで大抵カバーすることができます。それほど万能なシリーズです。
ただ、魚が小さめor バイトスピードが遅い時は1.5g~のスプーンもSP-21Fを選択します。
同様に、魚が大きめor 力強い大きなバイトをする時は、~1.4gのスプーンでもSP-31Fを選択することもあります。
そして、一番線径の細いSP-11F。
スプーンウエイトが、~0.6gまでのマイクロスプーンとのセッティングに秀でています。
一番線径の太いSP-41Fは、大物狙いに最適です。
私はイトウなどの大物トラウトを狙う際には、ミノーにSP-41F#4,#6 を良く使用します。(リングは、エキスパートリング#00,#0,#1 のダブルリングに変更)
大物トラウトを狙うSP-41Fのフックセッティング例
そして、”SWシリーズ” について。
SPシリーズと何が違うのか?それはゲイプの幅です。
SWの”W”はWIDE(ワイド) の頭文字です。
SPシリーズの各番手と線径の太さは同じですが、ワイドゲイプになっています。
以前はSW-21Fのみでしたが、この秋SW-11F、SW-31Fが追加になりました。
SWシリーズ。SW-21Fと今秋に追加になったSW-11F、SW-31F。
具体的な使用例をご紹介します。
まずは、スプーンで使う場面。
“バイトが早い・反転しない・あまり口を閉じない” 状況で使用します。
ワイドゲイプは、幅が広い分、バイト時に口のどこかに針先が触れやすい為、上記のような状況でもフッキングしやすいのです。
SW-31F #6のフッキング!
そして、新発売されたSW-11Fは、マイクロスプーンで表層付近を巻いた時に、飛び出てくるor 反転しないバイトを掛けやすいのでオススメです。
そして、ワイドゲイプと相性抜群!といえばプラグ。
クランク・ボトムプラグ・トップウォーター・ミノーというように、プラグにおいてオールマイティーです。
なぜプラグにはワイドゲイプなのか?
それは、スプーンに比べてフックの位置が安定しづらく、釣り方によっては”早い”バイトが多いためです。
クランクはスプーンに比べてボディが左右に大きく動き、魚はアバウトにバイトしてくるのでワイドゲイプが有利になります。
(※スローシンキング系のクランクは、魚に”見せる”釣りでスプーン同様のバイトも多いので、SPシリーズを使用することもあります!)
ミノーやトップ、ボトム(特にメタルバイブ系) は、魚のスイッチを入れる釣りなのでバイトが早くなる傾向があります。
新発売のSW-31Fは、クランク・ボトム・ミノーに。
魚が小さめであったり、何か乗りずらい場合はSW-21Fにローテーションします。
トップウォーターは、ルアーの浮力を考慮してSW-21Fがオススメです。
このように、SPシリーズ・SWシリーズにはそれぞれ得意とする状況があるのです。
フックによって、釣れ方が顕著に変わることも多くあります!
皆さんもルアーや状況に合ったフックをセレクトして、釣りを楽しんでください~^-^