今回はフィールドスタッフ佐野ヒロム氏と共に尾鷲沖でのキハダマグロ釣行の模様をレポートします。
先ずは第一弾「キャスティング編」。
連日の風も収まり比較的穏やかな海況となり、港から90分ほどでポイントのパヤオに到着。
到着直後から海鳥も飛び回りかなりいい雰囲気の中、キャスティングでの誘い出しを開始。風も比較的緩く、ちょうどよい感じで船が流れていく中キャストを繰り返す。流し筋を変更した2流し目にいきなり大きな水柱を上げキハダがバイトしてきた。
佐野氏は落ち着いた慣れたやり取りで魚をいなしつつ、キハダを暴れさせないよう丁寧にしかも素早く浮かせる。バイトからわずか8,9分足らずの時間で魚は浮いた。
このファイトタイムからは想像できなかったが、50㎏を優に超えるキハダマグロであった。
魚が吐き出した胃の内容物からは小型のベイトフィッシュが出てきた。使用した細身のポッパーが見事にマッチザベイトしていた。ここ近年佐野氏の定番になっているルアーへのフックセッティングは、ベリーはツインフック、リアはシングルフックをセレクトしている。フックはキャスティング用シングルフック「ビーストエッジ(BG-86)」だ。
佐野氏が得意とするスローからミディアムスローのスピードでの誘いの場合、ベリーにフッキングしていることが非常に多く、ツインフックにすることでキャッチ率は格段に上がっている。またルアーの浮き姿勢やウエイトを調整するために小さなタングステンシンカーを装着し微調整をしている。
対象となる魚の大きさに合わせてフックをセレクトしてセッティングしていくのが釣果アップへの近道かもしれない。
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その時の実釣・解説の様子をYoutubeで公開中。